動物園の鳥の展示は、一般の鳥の場合は網がかかった小屋で飼育されています。
オウムやフラミンゴなど大型の鳥のコーナーには網がかけられていないことが多いですね。
動物園のオウムが逃げないわけ
それはクリッピングと言って、飛ぶのに必要な風切り羽根を切っているからです。ただし風切り羽根を切っても、木から落ちて怪我をしないように、自分の体重を支えられるくらいは残しています。
また二メートル程は飛べますから、飼育員さんの肩の上で餌を食べたりもしていますね。でも、クリッピングについては賛否両論です。
反対派の人は、せっかく鳥に生まれてきて、飛べないなんてかわいそう、残酷な行為だとも言っています。
賛成派の人は、逃げ出して、交通事故や怪我をする方がもっとかわいそうだと言っています。
動物園は動物を展示しています。生息地から離れたところから連れてきて、展示しています。動物園で生まれた動物もいますが、多くの場合は輸入されているのです。
なぜなら沢山の動物と触れ合い、知って欲しいからです。それがやがて多くの動物のためにもなります。
オオムは風切り羽根を切ることで、性格が穏やかになるとも言われています。オウムに限らず、鳥のクリッピングは、左右バランス良く切らないと、安定した飛行ができなくなるため注意が必要です。
オウムは体が大きくても、結構気が小さいので、大きな声や物音は立てないように観察しましょう。
また家庭でのクリッピングですが、飼い主さんはクリッピングをしない方がいいようです。オウムは頭がいい鳥なので、信頼している飼い主に嫌な行為をされてしまうと覚えているそうです。
出来れば獣医さんや、ペットショップで処置してもらいましょう。
まとめ
正しくクリッピングすれば痛みはありません。
オオムは遊ぶのが大好きで、上手に遊びを見つけます。たまには動物園に出かけて、オオムを見てみませんか?