オウムの繁殖は基本的に初心者が行うには難しいと言われています。
その理由にオウムの価格が効果であること、長寿命であること維持費が高いことなど、経済的な面と時間的な面が影響しているからだと言われています。
今回はこれらの問題をクリアしつつ、オウムの繁殖に臨みたいと思う方の力になれたらと思い、記事を書かせていただきます。
設備について
オウムの繁殖を行うにはまず、繁殖用の設備を導入しましょう。アメリカでは結構狭い籠と、強化プラスチックなどの丈夫な素材でできた巣箱を用いています。
それまでは主に広い部屋を設けて繁殖を行うというのが一般的でした。
オウムは気が荒いので巣箱を選択する際は案外気を使わなければなりません。
相性が良ければ木製の安い木箱でも十分繁殖が可能です。オスとメスとの相性が悪いと、オスがメスを追いかけまわしてメスを傷つけるといったことがあります。
アメリカのブリーディングを参照にしますと、発情して興奮しやすいオスには羽をクリップするという対策をとっているそうです。
また、巣箱には相性が悪かった時の保険としてメスが逃げるための穴が設けられているそうです。このとき中にしく巣材には木くずやかんなくずを入れてあげましょう。
ひなを育てよう
巣箱を設置し、子供を産んだらひなを育ててあげましょう。親は人間に育てられていますから、ひなに餌付けをすることはありません。ひなも大切に育ててあげましょう。
餌付けの方法はシリンジや注射器のようなもので与える挿し餌という方法がありますが、自分で飲み込む力などが弱まるそうなので、あまりお勧めはできません。たくさんのひなを同時に育てるといったプロがやる分にはこの方法で構わないと思います。
慣れればスプーンでも早く餌付けができるようになりますので、愛情をもって日々接してあげるのがお世話上手になる近道でしょう。
まとめ
繁殖の目的は人それぞれですが、育成の放棄だけは避けましょう。
オウムを飼育できる環境があるだけでも経済的にも設備的にも充実していると思いますので、心配は無用だと思いますが野生化しているオウムがいるのも事実なので、気を付けてください。